大日堂こまちプロジェクトについて

Dainichido Komachi Project

概要

秋田県八幡平の集落に、受け継がれる伝統の舞楽『大日堂舞楽』 この舞楽の継承地域で育てられたお米を『大日堂こまち』と名付けブランド化を目指します。 当プロジェクトを通して、ユネスコ無形文化遺産として保護され、1300年の歴史を持つ『大日堂舞楽』を未来につないでいくための活動を行ってまいります。

はじめに・ご挨拶

はじまして。
秋田県の鹿角(かづの)で活動をしております【大日堂こまちプロジェクト】です。

秋田県八幡平の集落に、受け継がれる伝統の舞楽『大日堂舞楽(だいにちどうぶがく)』
その舞楽の継承地域で収穫されるお米(あきたこまち)を、

『大日堂こまち』 としてブランド化し、農家直送の販売を目指しています。

ところで皆様は、『大日堂舞楽』 をご存知でしょうか。

貴重で素晴らしい舞楽ですが、残念なことにあまり広く知られていない現状があります。

この舞楽はユネスコ無形文化遺産・国重要無形民俗文化財として保護されている、歴史ある舞楽です。

正月2日 深夜2時 秋田県鹿角市八幡平
元日のお祝いの明かりも消え、降る雪の音も聞こえてきそうな程静かな、神秘的な夜。
粛々と準備が始まっています。
空気は冷たく、息も凍るような凍てつく寒さ。水で体を清め、能衆は進みます。


大日霊貴神社(おおひるめむちじんじゃ) への奉納がはじまります。

ーーーー祈りのような舞

目の前にしてみると、まさに圧巻。
神々しい舞いがこの地域に長きに渡って伝えられて来たことに、感動を覚えます。

大日堂舞楽』は、718年(養老2年)行基が大日堂再建の折りに舞楽を奉納したのがはじまりという説があります。

千三百年もの歴史をもつとされ、日本に現存する舞楽の中でも、最も古い形が伝えられているといわれています。
ユネスコ無形文化遺産に単独登録され、国重要無形民俗文化財としても保護されている、格式高い舞楽です。まさに日本の宝です。

『大日堂舞楽』 は、かづの八幡平の限られた地域の人たちによって、厳しいしきたりの中、長い時間脈々と今まで受け継がれています。これが永遠に続くにはどうしたらいいだろう?何か起こせるアクションはないだろうか…

抱える社会課題

秋田県は人口の減少が著しく、伝承地域の人口も大幅に減少しています。

地域で毎日健やかな暮らしをするためには、地域の基幹産業である農業の活性化が必要だと考えました。

そして経済的な側面だけなく、『大日堂こまち』 を通して『大日堂舞楽』を知ってくださる人が増えれば、更にこの舞楽に誇りをもってもらえるはず。その結果、舞楽の伝承に取り組む人の輪が広がってくれたら・・・・

いまの形で残していくことが困難になってはいけない。

地域に住んで働くこと

鹿角市八幡平地区で収穫されたあきたこまち(大日堂こまち)は、自信を持ってお届けできるお米です。

産地直送だからこそ、消費者と生産者とのつながりがうまれます。
食べた皆様からの「美味しい」という声が農業に対するやりがいにつながります。

また、直接販売は、新鮮で美味しいお米を届けることができるうえ、厳しい現状にある米農家を経済的に助けることができます。

この八幡平で収穫される食を通して、皆様の応援を届けられる仕組みを作り、米農家が暮らしやすい地域作りをしたい。それがこの歴史ある舞楽を未来につなぐ力になると考えました。

地域に希望を与え、住んで働くことに魅力を感じてもらう。

これがプロジェクトを開始したきっかけです。

特別なお米

『大日堂舞楽』は、秋田県鹿角市八幡平地区の中でも、大日霊貴(おおひるめむち)神社周辺の里人に継承されてきたものです。長い歴史の中、天災や飢饉など…幾度の困難をも乗り越えて、途絶えることのなかった舞楽。この恵み豊かな大地と、1300年もの歴史を守り続けてきた人々の絆や、まじめさがあってこそなのだと思います。

この神々しい舞を通して、この地域で穫れるお米の美味しさの秘密が伝わってくるような気がします。

お米は同じ銘柄であっても、収穫された地域によって味が大きく違ってきます。秋田のお米は美味しいと言われますが、舞楽継承地域の鹿角市八幡平地区で収穫されたお米は、特に定評があります。

そうであるにも関わらず、この地で収穫されたお米の多くが一般の流通経路に乗り、私たちの知らぬところで消費されてきました。名もなき無銘のお米は、大手外食チェーンのご飯や、スーパーに陳列されるお米などとして、他の地域のお米と混ぜられ販売されたり消費されるのです。

この特別なお米が、そんな風に食べられている状況は、もったいないと思いませんか?

大日堂舞楽継承地域で収穫されたお米をしっかり流通させる事が、生産者・消費者・舞楽にたずさわる人のみなさんの幸せに繋がるのではないでしょうか。

『大日堂舞楽』の知名度アップはもちろん、お米の流通が活発化することにより、その舞楽にたずさわる 人々がふるさとより生き生きと生活してほしい。

『大日堂舞楽』の伝統を未来につなげるために『大日堂こまち』 としてブランド化を目指しています。

さらに、食を通した伝統継承を支援する仕組みとして、みなさまから頂いた売上の一部が大日堂舞楽保存会へ寄付され、『大日堂舞楽』 の保護に役立てられます。

私たちの地域のご紹介

舞楽の里・八幡平がある、秋田県鹿角市(かづのし)は、青森と岩手の県境、秋田県北東部に位置します。米どころ秋田の名物料理、きりたんぽ発祥の地です。

大自然に恵まれ、十和田八幡平国立公園を有し、夏はトレッキング、冬はスキーが盛んな地域です。また、八幡平温泉郷、湯瀬温泉郷、大湯温泉郷を有する温泉地でもあります。
再生可能エネルギー自給率が300%を越える、全国的に見ても珍しい自然豊かな市です。
北東北の縄文遺跡群として世界文化遺産に登録された大湯環状列石もございます。

『大日堂舞楽』 は、特別な舞楽だと聞かされてきました。
当時の都から遠く離れた秋田の地に伝わった奈良時代の舞楽が、途絶えず今日まで続いた理由のひとつには、この土地に特別なパワーがあるのではないかと、ある時から考えるようになりました。

お米の品質について

『大日堂こまち』 は、秋田県鹿角市八幡平の舞楽継承地区で収穫された『あきたこまち』です。

通販でお届けするお米は、ご注文頂いてから精米しますので、新鮮で、あきたこまち本来の味わいです。

また、化学合成農薬の削減によって、環境にやさしい米づくりに取り組んでおり、産地や生産者が分かる安心なお米としてご賞味頂けます。

クラウドファンディング終了のお礼

私たちは、今回のクラウドファンディングでできたご縁を大切にしたいと考えおります。
秋田の方はもちろん、全国から応援してくださる方々へ、長く続く伝統と同様に、ご縁も長く続けていきたいです。

食を通して、歴史ある『大日堂舞楽』 をご支援いただけましたら幸いです。